「毎に」と「事に」の違いや意味・使い方・例文
「毎に」と「事に」の違いや意味・使い方・例文

日本語を正しく使いこなすためには、「毎に」と「事に」という表現の違いをきちんと理解しておくことが重要です。本記事では「毎に」と「事に」の違いや意味、語源、類義語・対義語、言い換え、使い方、例文について深掘りしていきます。特にビジネスシーンや公的文書でも誤用されやすいので、正しい理解と使い分けを身に付けましょう。この記事を読むことで、「毎に」と「事に」の言い換えや正しい使い方、誤った使い方が理解できます。

この記事を読んでわかること

  • 「毎に」と「事に」の明確な違い
  • それぞれの語義・語源・類義語・対義語
  • 日常・ビジネスでの使い方と例文
  • 言い換え表現・注意すべき誤用パターン

毎にと事にの違い

結論:毎にと事にの意味の違い

まず結論から整理します。「毎に(ごとに)」と「事に(ごとに/ことに)」は、読みは同じ「ごとに」ですが、意味・用法が異なります。

以下は主な違いです

言葉主な意味特徴
毎に「~するたびに」「そのどれもが」繰り返し・それぞれを指す
事に「~という事柄において」「その場合には」など「こと」「状態」「場合」などを表す

たとえば、「会う人毎に“太ったね”と言われる」という場合は「会うたびに」という意味で「毎に」が適切です。

一方、「悩み事に煩わされる」というときの「事に」は「~という事柄において」という使い方です。

毎にと事にの使い分けの違い

使い分けのポイントは「どのようなニュアンス・文脈で使われているか」です。

以下を参考にしてください

  • 「毎に」は、名詞・動詞の連体形の後に「~ごとに」という意味で使われ、「たびに」のニュアンスが強い。
  • 「事に」は、形式名詞「事」+格助詞「に」で「~という事柄において」「~の際には」「折にふれて」などの意味を持ち、後続する語により意味が変わることが多い。
  • 誤用してしまうと意味が曖昧になったり、意図しないニュアンスになるため注意が必要です。

毎にと事にの英語表現の違い

英語で表現する場合も、両者のニュアンスを反映させる必要があります。

  • 「毎に」 → “every …”, “each time …” など。「~ごとに」の繰り返しやそれぞれを示す。例:Every time I meet him, …
  • 「事に」 → “in the case of …”, “on … occasions”, “whenever … happens” など。「その事柄・場合において」という意味合い。例:In the case of trouble, …

英語訳にする際には、文脈に応じて “every” や “in the case of” といった適した表現を選びましょう。

毎にの意味

毎にとは?意味や定義

「毎に(ごとに)」とは、ある行為や状態が繰り返されるたびに、その都度あることが起きる、あるいはそのどれもが該当する、という意味です。

具体的には、「~ごとに」という接尾語的な用法があり、「そのどれも」「それぞれ」を表すニュアンスがあります。

毎にはどんな時に使用する?

以下のような場面で使われます

  • 「何かをするたびに/行うごとに」:例「見る毎に感動する」
  • 「それぞれ/どれもみな」:例「メンバー毎に意見を聞く」
  • 周期・頻度を示すとき:「毎週毎に」「年毎に」など

ただし、「年」「月」「日」などの周期で使うときには注意が必要で、「おきに」との違いが出てくるケースがあります。

毎にの語源は?

「毎」という漢字は「髪飾りを付けて髪を結う婦人」の象形から成っており、女性が常に髪を手入れする様子が「つねに」「~するたびに」という意味へ転じたとされています

毎にの類義語と対義語は?

代表的な類義語・対義語を整理します

言葉意味(簡略)備考
類義語それぞれ/ひとつひとつ/ごとに「~のたびに」「各~」のニュアンス
対義語たまに/時々/隔~頻度・繰り返しが少ない・一定でない

例えば「毎に」が「各回・全てのたびに」のニュアンスを持つのに対して、「たまに」は該当回数が少ないことを示します。

事にの意味

事にとは何か?

「事に(ごとに/ことに)」とは、形式名詞「事(こと)」+助詞「に」により、「~という事柄において」「~の際には」などの意味を表す言葉です。

その後に続く語句によって、「場合」「折」「事柄」「事情」という意味合いに変化するため、文脈的な判断が必要です。

事にを使うシチュエーションは?

使用される典型的な場面をいくつか挙げます

  • 「何かの事柄に対する対応・処理」:「問題事に直面する」
  • 「折りにふれて」的なニュアンス:「ことある事に文句を言う」
  • 「~の際には/その場合には」:「事に応じて判断する」

例えば「色事に縁がない」という表現では、「色事(いろごと)=男女の情事・恋愛関係の事柄」において、という意味合いになります。

事にの言葉の由来は?

「事」という漢字は「祭事にたずさわる人」を表す象形から成っており、そこから「仕事・ことがら・出来事」を意味する漢字として転じました。

事にの類語・同義語や対義語

代表的な類語・対義語を以下に示します

言葉意味(簡略)備考
類語場合に/際に/折に「その時・その事柄で」という意味合い
対義語無関係に/該当なし/何事にも「特定の事柄に限定しない・どれでもない」

例えば「折にふれて」の「折に」は「その機会・場合に」と同様の意味で、「事に」の意味合いに近い使われ方をします。

毎にの正しい使い方を詳しく

毎にの例文5選

  • この工場では1時間毎に機械の点検を行っています。
  • 会議に参加するメンバー毎に意見を述べてもらいました。
  • 季節が変わる毎に風景の色合いも変化します。
  • 彼は来る毎に新しいアイデアを持参します。
  • このサービスでは、月末毎に報告書を提出してください。

毎にの言い換え可能なフレーズ

  • 「~たびに」:例「会うたびに」「読むたびに」
  • 「各~ごとに」:例「各会議ごとに」「各週ごとに」
  • 「それぞれ~に」:例「メンバーそれぞれに意見を聞く」

毎にの正しい使い方のポイント

使い方で気を付けるべきポイントは次の通りです

  • 「名詞+毎に」「動詞連体形+毎に」の形が基本。
  • 周期を表すとき、「日・週間・月・年」などの単位では「毎に」と「おきに」の意味の違いに注意。
  • 「その都度」「全部/それぞれ」のニュアンスを出したいときに「毎に」が適切。
  • 後続語の意味・文脈を確認し、「事に」と混同しないようにする。

毎にの間違いやすい表現

誤用されやすいパターンとして次のようなものがあります

  • 「隔~」の意味として誤って使う:「2週間毎に」なのに「隔週」意味で使ってしまう。
  • 「事に」の意味で使いたいのに「毎に」にしてしまう:「色事毎に縁がない」ではなく「色事に縁がない」が正しい。
  • 「~おきに」との区別をせずに「毎に」を使う:例「1日毎に」「1日おきに」では意味が異なる場合がある。

事にを正しく使うために

事にの例文5選

  • ことある事に彼女は不平を口にする。
  • この規定は、場合事に応じて見直されます。
  • 悩み事に心を痛める日々です。
  • 不測の事に備えて緊急連絡先を共有しておきましょう。
  • 成功事に謙虚さを忘れないようにしたい。

事にを言い換えてみると

  • 「~の場合には」:例「その場合には」
  • 「折にふれて」:例「折にふれて意見を聞く」
  • 「ことがらにおいて」:例「その事柄において適切な措置を取る」

事にを正しく使う方法

使いこなすためのポイント

  • 「事に+動詞/形容詞/名詞句」の形で使われることが多い。
  • 続く語句が「場合・折・ことがら・状態」などを指すものかを確認する。
  • 意味を「~その事柄において」「~場合には」と捉え、誤って「~ごとに(たびに)」のニュアンスで使わない。
  • 堅めの文書・公的文書・フォーマルな書き言葉では「事に」が適するケースが多い。

事にの間違った使い方

以下のような誤りに注意しましょう

  • 「毎に」のニュアンス(繰り返し・たびに)で「事に」を使ってしまう。
  • 「〜ごとに」という意味で「事に」を用いてしまう:「会う事に」「見る事に」など → 正しくは「会う毎に」「見る毎に」など。
  • 続く語句が「たびに/ごとに」の意味であるのに「事に」を選ぶことで意味が途切れてしまう。

まとめ:毎にと事にの違いと意味・使い方の例文

改めて、今回取り上げた「毎に」と「事に」の違いを整理します。

「毎に」は「~するたびに」「どれもみな」「それぞれ」という意味を持ち、繰り返し・全体を強調する際に用いられます。

一方で「事に」は「~という事柄において」「~の場合には」という意味で、その状況・折・事柄を指す表現です。

文脈を誤ると、意図と異なる意味になってしまうため、両者をきちんと区別して使い分けることが大切です。

例文を活用しながら、実際の文章・会話でどちらを選ぶべきかチェックしましょう。

そして、語源・類義語・対義語・言い換えの知識を加えることで、より正確・自然な日本語表現が可能になります。

ぜひ今日から「毎に」「事に」の違いを意識して使ってみてください。

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