「郵送」と「送付」の違いとは?意味・使い方・例文を徹底解説
「郵送」と「送付」の違いとは?意味・使い方・例文を徹底解説

「郵送」と「送付」は、どちらも「相手に何かを送る」場面でよく使う言葉ですが、いざ文章にすると「違いは?」「意味は同じ?」「使い分けはどうする?」と迷いやすい表現です。

特にビジネスでは、書類のやり取りや返送依頼、資料案内のメールで「郵送でお願いします」「送付いたします」と書く機会が多く、誤用すると相手に「手段が指定されているのか」「メール添付なのか」「発送なのか」と余計な確認を発生させてしまうこともあります。

この記事では、「郵送」と「送付」の違いと意味を軸に、使い分けのコツ、言い換え、英語表現、語源、類義語・対義語、そしてそのまま使える例文まで、実務で迷わない形に整理します。

  1. 郵送と送付の意味の違いと結論
  2. 状況別に迷わない使い分けの基準
  3. 英語表現・言い換え・類義語と対義語
  4. すぐ使える例文と間違いやすい表現

郵送と送付の違い

まずは結論から、両者の「守備範囲」と「手段の指定」の違いを押さえると、使い分けが一気に楽になります。

結論:郵送と送付の意味の違い

結論を一言でまとめると、郵送は「郵便(郵便局の仕組み)を使って送ること」送付は「手段を問わず相手に送って届けること」です。

つまり「送付」は大きな箱で、その中に「郵送」も入ります。郵送は送付の一種ですが、送付は郵送に限られません。

  • 郵送:郵便(ポスト投函、郵便窓口、郵便の配達網)で送る
  • 送付:郵送・宅配便・社内便・手渡し・メール送信・FAXなど、手段を限定しない

相手が気にするのは「どうやって届くのか」です。手段が確定しているなら「郵送」、手段が未確定・複数候補・広い意味で言いたいなら「送付」が基本線になります。

郵送と送付の使い分けの違い

使い分けで迷うポイントは、「手段を指定したいかどうか」です。

郵送を選ぶべき場面

  • 「郵便で送る」と相手に明確に伝えたい(ポスト投函、郵便局利用)
  • 契約書・申請書など、紙の原本を郵便でやり取りする
  • 「郵送で返送してください」と手段を指定する必要がある

送付を選ぶべき場面

  • 郵便か宅配便か未定、または相手の都合で変わる
  • 手渡し・社内便・メール添付など、郵便以外も含めて言いたい
  • ビジネス文書で「送付いたします」と丁寧にまとめたい

  • 「郵送で送付します」「郵送にて送付します」は意味が重なりやすく、冗長に見えることがあります
  • ただし、社内ルールや定型文で「郵送にてご送付いたします」が採用されているケースもあるため、組織の文体に合わせる判断も重要です

迷ったら「相手が知りたいのは手段か?」を自問してください。手段が重要なら郵送、手段が重要でなければ送付、で整理できます。

郵送と送付の英語表現の違い

英語でも同じで、「郵送=手段が郵便」「送付=送る行為一般」の発想で訳すと自然です。

  • 郵送:send by post / mail it / send it via the post office
  • 送付:send / forward / submit / deliver

注意したいのは mail が「郵便」だけでなく「メール(電子メール)」の意味にもなる点です。誤解を避けたい場合は、send by postvia postal mail のように「郵便で」と明示するのが安全です。

郵送とは?

ここからは、それぞれの言葉をもう一段深く掘り下げます。まずは「郵送」から、意味・使いどころ・語源まで整理しましょう。

郵送の意味や定義

郵送は、手紙や書類、荷物などを「郵便」を使って相手に送ることを指します。ポイントは「郵便という仕組み(郵便局・配達網)」を介して届ける点です。

そのため、宅配便やバイク便など、郵便以外の配送手段で送る場合は、通常「郵送」とは言いません(その場合は「発送」「配送」「送付」などが自然です)。

郵送はどんな時に使用する?

郵送が最も力を発揮するのは、紙の原本を郵便で届けることが重要な場面です。

  • 契約書・申込書・申請書など、原本提出や押印書類が必要なとき
  • 案内状・請求書・領収書など、紙で正式に送る慣習があるとき
  • 「ポスト投函」「郵便窓口」など、郵便の工程を前提に話すとき

ただし、郵便には料金や配達日数、追跡や補償の有無など複数のサービス形態があります。費用や到着時期は状況で変わるため、あくまで一般的な目安として捉え、正確な条件は公式情報の確認が安心です。

重要書類や高額物品を送る場合は、追跡・補償の有無も含めて、日本郵便などの公式サイトで最新のサービス条件を確認してください。最終的な判断に不安があるときは、郵便局の窓口や専門家に相談するのが確実です。

郵送の語源は?

「郵送」は、「郵(ゆう)」と「送(そう)」の組み合わせです。

  • 「郵」:郵便に関わること(郵便制度・郵便局など)
  • 「送」:送る、届ける

つまり語の作りからして、郵便に関わる手段で送るという意味が中心にあります。言葉の骨格がそのまま「手段の指定」になっているのが、郵送の分かりやすさです。

郵送の類義語と対義語は?

郵送の類義語は、似ているようでニュアンスが違います。文章の目的に合わせて選びましょう。

類義語(近い意味)

  • 投函:ポストに入れる行為に焦点(郵送の一工程)
  • 発送:送り出す行為全般(郵送に限らない)
  • 配送:配って送る、運ぶこと(物流寄り)
  • 差し出す:郵便物を郵便に出す丁寧な言い方

「投函」と「発送」の違いが気になる方は、関連知識として次の記事も役立ちます。

「投函」と「発送」の違いと使い分けを例文で確認する

対義語(反対の概念として考えやすいもの)

郵送は「送る」側の言葉なので、反対の立場は「受け取る」です。厳密な一語の対義語が固定されているわけではありませんが、文脈上は次が対になることが多いです。

  • 受領:受け取って領収する(ビジネスで堅い)
  • 受け取り:口語で自然
  • 受信:メールやデータ受領寄り(郵送の対ではなく送付全般の対として)

送付とは?

次に「送付」です。郵送と違い、送付は「手段を限定しない」言葉なので、範囲の広さを理解すると誤用が減ります。

送付の意味を詳しく

送付は、物や書類、情報などを相手に送って届けることを指します。郵送のように手段が限定されないため、郵便・宅配便・手渡し・社内便・メール・FAXなど幅広く使えるのが特徴です。

ビジネス文書では「送付いたします」「ご送付ください」のように、丁寧で汎用性が高い定番表現として使われます。

送付を使うシチュエーションは?

送付は、「どう送るか」をまだ決めていない、または相手に手段を委ねる場面に強い言葉です。

  • 資料を郵便で送るか、宅配便で送るか未定のとき
  • 相手の希望(郵送・メール添付など)に合わせて送るとき
  • 社内で部署間に書類を回す、手渡しするなど物流以外も含むとき

  • 送付は便利な反面、手段が曖昧になりやすい言葉です。手段が重要な案件では「郵送」「宅配便で発送」「メール添付」など、方法を明記した方がトラブルを防げます
  • 個人情報や機密情報を含む場合は、組織の情報管理ルールに従い、送付手段の安全性も確認してください。不安がある場合は、責任者や専門家に相談するのが安全です

送付の言葉の由来は?

「送付」は、「送る」と「付ける(渡す・添える)」の要素を持つ言葉です。語感としては、相手に届くように“きちんと届ける”ニュアンスがあり、ビジネスで好まれます。

口語の「送る」よりも改まった印象が出るため、社外メールや公的文書で「送付」が選ばれやすいのです。

送付の類語・同義語や対義語

類語・同義語(言い換え候補)

  • 送る:最も一般的で口語的
  • 送信:メールやデータの送付に寄る
  • 提出:相手に差し出す目的(提出先がある)
  • 提供:情報や資料を提供するニュアンス
  • 送達:法律・公的文書で「届くこと」に重心(堅い)
  • 同封/同梱/添付:何かに付けて一緒に送る(送付の一形態)

「同封」と「同梱」の使い分けを確認しておくと、送付文の精度が上がります。

「同封」と「同梱」の違いと使い分けを例文で確認する

対義語(反対の概念として考えやすいもの)

  • 受領:受け取って領収する(ビジネス)
  • 受け取り:一般的
  • 受信:送信・送付の対として(主にデータ)

郵送の正しい使い方を詳しく

ここでは「郵送」を、文章で自然に使うコツを例文とセットで解説します。メールや文書でそのまま使える形に整えました。

郵送の例文5選

  • ご依頼の書類は、本日中に郵送いたします
  • 契約書の原本を郵送いたしましたので、ご査収ください
  • 申請書類は郵送でのご提出をお願いいたします
  • 署名済みの書面を、同封の返信用封筒にて郵送してください
  • 資料は郵送でお送りします。到着まで数日かかる場合があります

料金や到着日数は地域・時期・サービスによって変わります。急ぎの場合は、追跡や速達等の利用可否を含め、正確な情報は公式サイトをご確認ください。重要な判断が絡むときは、郵便局窓口や専門家への相談もおすすめします。

郵送の言い換え可能なフレーズ

同じ意味でも、文脈で言い換えると読みやすくなることがあります。

  • 郵便にてお送りします:やや丁寧で文章向き
  • ポストに投函いたします:工程が明確(投函に焦点)
  • 郵便でお送りします:シンプルで分かりやすい
  • 書面を差し出します:公的・丁寧(郵便の“差し出し”)

郵送の正しい使い方のポイント

郵送は「手段の指定」ができるのが強みです。逆に言うと、手段が確定していないのに郵送を使うと誤解が生まれます。

  • 郵便で送ることが確定しているときに使う
  • 相手に「郵便で返送してほしい」と伝えるときに有効
  • 必要なら「普通郵便」「簡易書留」など、サービス種別も補足すると丁寧

郵送の間違いやすい表現

実務でよく見かける“惜しい”表現も押さえておきましょう。

  • 「郵送で送付します」:意味が重なりやすい(「郵送します」または「送付します」で足りることが多い)
  • 「郵送してください」:相手に手段を指定する表現なので、指定してよい案件か確認が必要
  • 「郵送にて添付します」:「添付」はメールのイメージが強く混乱しやすい(紙なら「同封」、メールなら「添付」が自然)

「添付」と混同しやすい方は、漢字の使い分けの感覚を整える目的で、次の記事も参考になります。

「付」と「附」の違いと文章での使い分けを確認する

送付を正しく使うために

送付は汎用性が高い分、曖昧さが出やすい言葉です。相手の負担を減らす書き方を意識すると、文章の質が一段上がります。

送付の例文5選

  • 資料を送付いたしますので、ご確認ください
  • 必要書類一式を送付いたしました
  • お手数ですが、署名済み書面をご送付ください
  • データは本メールに添付のうえ送付いたします
  • 商品の送付先住所をお知らせください

送付は手段が広い言葉なので、重要案件では「郵送」「宅配便」「メール添付」など具体手段を併記するのが安全です。情報管理や契約に関わる場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください

送付を言い換えてみると

送付は文章の硬さを調整しやすい言葉です。場面に応じて言い換えると、伝わり方が改善します。

  • お送りします:柔らかく自然(社外でも使える)
  • 共有します:情報・データ中心のときに明確
  • 提出します:提出先・期限が明確なときに強い
  • 送信します:メールやフォームなどデータ送付のときに明確
  • お届けします:物理的に届くニュアンス(商品・資料)

送付を正しく使う方法

送付を“便利な言葉”で終わらせないコツは、相手が迷うポイントを先回りして補足することです。

  • 手段が重要なら「郵送で送付」「メール添付で送付」など、具体手段を添える
  • 送付物が複数あるなら「同封」「別添」「添付」を使い分けて整理する
  • 期限や返送が絡むなら「いつまでに」「どの手段で」を明確に書く

ビジネスでは、相手の確認コストを減らす文章が信頼につながります。「送付」と書くときほど、補足の一言を意識してください。

送付の間違った使い方

送付で起きがちな誤解は、「何で送るの?」が不明になることです。

  • 「資料を送付します」だけで終える:手段や形式が分からず、相手が確認の返信をしやすい
  • メールで送るのに「郵送」と書く:到着時期・形式の認識がズレる原因になる
  • 紙を同封するのに「添付」と書く:メール添付なのか封筒同封なのか曖昧になる

  • 契約・法務・個人情報に関わる送付は、手段選定自体がリスク管理になります。社内規程や相手先指定がある場合は必ず優先し、不明点は担当部署や専門家に確認してください

まとめ:郵送と送付の違いと意味・使い方の例文

最後に要点を整理します。迷ったときは、ここに戻れば判断できます。

  • 郵送:郵便を使って送る(手段を指定する言葉)
  • 送付:手段を問わず送って届ける(汎用的でビジネス向き)
  • 手段が重要なら「郵送」、未定・広く言うなら「送付」
  • 英語は、郵送=send by post、送付=send/forward/submitが基本

費用や配達日数、追跡・補償などはサービスや状況で変わります。あくまで一般的な目安として捉え、正確な情報は公式サイトをご確認ください

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