
日本語には同じ読みでも意味や使い方が異なる言葉が多く存在します。その中でも「とおり」と「通り」は、日常会話や文章で頻繁に使われるため、混同しやすい表現です。この記事では、「とおり」と「通り」の違いや意味、語源、類義語、対義語、言い換え、正しい使い方、英語表現、そして例文まで詳しく解説します。
この記事を読んでわかること
- 「とおり」と「通り」の意味と語源の違い
- 使い分けのルールと注意点
- 英語での表現方法
- よく使われる例文と誤用パターン
とおりと通りの違い
結論:とおりと通りの意味の違い
「とおり」は抽象的な「方法・やり方・状態」などを表すのに使われます。
一方、「通り」は具体的な「道・通過する場所」や「現象」を意味します。
したがって、「言われたとおりにする」と「駅前通りを歩く」では、前者が抽象概念、後者が物理的対象を指しています。
| 言葉 | 意味 | 用例 |
|---|---|---|
| とおり | 方法・手順・状況など抽象的なもの | 先生の言ったとおりに書く |
| 通り | 道路や通過・現象など具体的なもの | 銀座通りを歩く |
とおりと通りの使い分けの違い
「とおり」はひらがなで書くことで柔らかく、抽象的・文語的な表現に適します。
「通り」は名詞として具体的対象を指す場合や固有名詞の一部(例:青山通り)に使われます。
とおりと通りの英語表現の違い
- とおり:as / according to / the way
- 通り:street / avenue / through / passage
例:「言われたとおりにする」→ “Do it as you were told.”、「駅前通り」→ “the street in front of the station.”
とおりの意味
とおりとは?意味や定義
「とおり」は「そのように」「〜の方法で」「〜に従って」という意味を持ちます。
具体的な物体ではなく、方法や順序、考え方を示す言葉です。
とおりはどんな時に使用する?
- 人の指示や意見に従うとき:「先生の言ったとおりにする」
- 同様の方法を取るとき:「前回とおりに進める」
- 事実の再現:「予想したとおりの結果だ」
とおりの語源は?
「とおり」は古語「通る」から派生した名詞形「通り(とおり)」が語源です。
時代とともに、抽象的な意味として使われる際にひらがな表記が一般化しました。
とおりの類義語と対義語は?
| 分類 | 語句 |
|---|---|
| 類義語 | 方法、やり方、仕方、スタイル |
| 対義語 | 逆らって、無視して、独自に |
通りの意味
通りとは何か?
「通り」は「道」「通過すること」「流れ」「状況」などの意味を持つ名詞です。
具体的な場所を指すことが多いですが、比喩的に「話の通り」「見た通り」などでも用いられます。
通りを使うシチュエーションは?
- 場所・地名:「表参道通り」
- 動作の通過:「風が通り抜ける」
- 事実の描写:「噂の通りだ」
通りの言葉の由来は?
「通り」は動詞「通る」から生まれた名詞です。
古代日本語では「道筋」や「通過した跡」を意味しており、地名としての使用も早くから定着しました。
通りの類語・同義語や対義語
| 分類 | 語句 |
|---|---|
| 類語 | 道路、街道、ルート、パス |
| 対義語 | 行き止まり、閉塞、停止 |
とおりの正しい使い方を詳しく
とおりの例文5選
- 先生の言ったとおりに書きましょう。
- 説明書のとおりに組み立てた。
- 思ったとおりの結果が出た。
- 予報のとおり雨が降った。
- 手順のとおり進めてください。
とおりの言い換え可能なフレーズ
- 〜のように
- 〜の手順で
- 〜に従って
- 〜の流れで
- 〜のまま
とおりの正しい使い方のポイント
抽象的な内容(手順・方法・思考)を表す場合は「とおり」とひらがなで書くのが基本です。
特に文書や説明文では「通り」よりも柔らかく自然な印象を与えます。
とおりの間違いやすい表現
- 「言った通りに」→ 正しくは「言ったとおりに」
- 「思う通り」→ 意味によって「思うとおり」または「思う通り(場所)」に変わるため文脈判断が必要
通りを正しく使うために
通りの例文5選
- この通りをまっすぐ進んでください。
- 駅前通りは渋滞しています。
- 噂の通りだった。
- 話の通りに進展した。
- この通り、資料をそろえました。
通りを言い換えてみると
- ストリート(street)
- アベニュー(avenue)
- ルート(route)
- 道筋
- 流れ
通りを正しく使う方法
「通り」は名詞として使うことが多く、「場所」「経路」「出来事の進行」を表す際に適しています。
地名や住所で使うときは必ず漢字で書くのが原則です。
通りの間違った使い方
- 「説明書の通りにする」→ 抽象的手順なので「とおり」が適切
- 「このとおり(道路)」→ 物理的な道を示す場合は「通り」
まとめ:とおりと通りの違いと意味・使い方の例文
「とおり」と「通り」は、同じ読みでも意味と使い方が異なります。
「とおり」は抽象的・文語的な表現に使い、「通り」は具体的な名詞や場所、現象を表します。
文脈に応じた使い分けをすることで、自然で正確な日本語を使えるようになります。
参考文献・引用

