「添付」と「貼付」の違いとは?意味・使い方・例文を徹底解説
「添付」と「貼付」の違いとは?意味・使い方・例文を徹底解説

「添付と貼付の違いがいまいち分からない」「メールでは添付、書類では貼付?」「読み方は“てんぷ”で合ってる?」――こうした疑問は、ビジネスメールや申請書の場面でよく起こります。

特に、添付ファイルを送るときの表現、申請書に証明写真を貼る指示、切手の扱いなどは、言葉を間違えると意図が伝わりにくくなりがちです。さらに「貼付」は本来の読み方(ちょうふ)と慣用読み(てんぷ)が話題になりやすく、混乱のもとにもなります。

この記事では、添付と貼付の意味の違いから、使い分け、英語表現、語源、類義語・対義語、言い換え、例文までをまとめて整理します。状況に合った言葉を選べるようになれば、やりとりがスムーズになり、文書の印象も整います。

  1. 添付と貼付の意味の違いと判断の基準
  2. メール・申請書など場面別の使い分け
  3. 英語表現(attach/affix/encloseなど)との対応
  4. 例文とよくある誤用、言い換えフレーズ

添付と貼付の違い

添付と貼付は、どちらも「付ける」という感覚を持つ言葉ですが、実際に使う場面と動作が異なります。ここでは結論から押さえたうえで、使い分けと英語表現の違いまで整理します。

結論:添付と貼付の意味の違い

結論から言うと、添付は「主となるものに、補足となる資料やファイルを添えて付けること」、貼付は「紙などの表面に、別のものを貼り付けて固定すること」です。

イメージで分けるなら、“一緒に送る・同封する・くっつけてセットにする”のが添付“糊やテープなどで貼って動かない状態にする”のが貼付です。

  • 添付:資料・ファイル・補足書類を「添えて付ける」
  • 貼付:写真・切手・シールなどを「貼って付ける」

添付と貼付の使い分けの違い

使い分けは、次の1点でほぼ迷わなくなります。

「実際に“貼る動作”があるかどうか」です。

  • メールにPDFを付ける → 添付
  • 申請書に住民票を一緒に出す → 添付
  • 申請書に証明写真を糊で貼る → 貼付
  • はがきに切手を貼る → 貼付

なお、提出先や社内ルールで用語が指定されている場合があります。正確な表記や指定は提出先・公式サイトの案内を確認し、判断に迷う場合は担当者や専門家に相談するのが安全です。

添付と貼付の英語表現の違い

英語では「添付」と「貼付」を同じattachでまとめてしまうこともありますが、厳密に言い分けると表現が変わります。

  • 添付:attach / enclose / append / include
  • 貼付:affix / attach / stick on

  • メールの添付:Please find the file attached.(添付ファイルをご確認ください)
  • 書類への貼付:Affix a stamp here.(ここに切手を貼付してください)

添付とは?

添付は、ビジネスでも日常でも出番が多い言葉です。メールの添付ファイルだけでなく、申請書類や契約書でも使われます。意味・用法・語源・関連語まで、土台を固めましょう。

添付の意味や定義

添付は、主となる書類・文章・メールなどに対して、補足となる資料やファイルを「添えて付ける」ことを指します。

ポイントは、「本体は別に存在していて、補助として同時に付ける」という関係です。紙であれば同封・同梱、デジタルであればファイルを付けて送るなど、形は違っても「補足物を一緒に付ける」という軸は共通です。

添付はどんな時に使用する?

添付は、次のような場面で使います。

  • メールに資料(PDF、Excelなど)を付けて送るとき
  • 申請書に必要書類(住民票、証明書など)を付けて提出するとき
  • 契約書に参考資料・仕様書などを付けるとき

「添付資料」「添付ファイル」「添付書類」のように、名詞としても非常に定着しています。

関連して「別添」「別紙」などの表現もよく登場します。文書での整理に迷う場合は、下記も参考になります。

添付の語源は?

添付は、「添える(そえる)」+「付ける(つける)」の組み合わせです。

つまり、中心となるものに対し、補助的なものをそばに置く・一緒に付けるという発想が語の芯にあります。デジタル化で「メールにファイルを添付する」が一般化しましたが、根っこの意味は昔から変わっていません。

添付の類義語と対義語は?

添付の類義語(近い言い方)と、反対方向の考え方を整理します。

類義語(言い換え)

  • 同封(紙の郵送物で一緒に入れる)
  • 同梱(荷物に一緒に入れる)
  • 添える(補足として加える)
  • 付ける(やや広い表現)

対義語(反対の考え方)

  • 本文のみ(付属資料がない状態)
  • 単独で送付(追加資料を付けない)
  • 分離して送る(別送する)

貼付とは?

貼付は、書類手続きや郵送物など、いわゆる「紙の世界」で頻出します。添付と混同しやすいポイントは、動作の有無と、読み方(ちょうふ/てんぷ)です。ここで一気に整理します。

貼付の意味を詳しく

貼付は、写真・切手・シールなどを、紙や台紙の表面に貼り付けて固定することを指します。

水のり、スティックのり、両面テープ、セロハンテープなど、手段は問わず、「貼って動かない状態にする」のが核となる意味です。

  • 貼付は「貼る」動作が前提
  • 写真・切手・ラベル・付箋など、物理的な対象が相手

貼付を使うシチュエーションは?

貼付は次のような場面で使われます。

  • 申請書の所定欄に証明写真を貼付する
  • はがき・封筒に切手を貼付する
  • 応募用紙にシールやラベルを貼付する
  • 社内文書に付箋を貼付して注意点を示す

  • 提出先によって「貼付方法(のり不可、ホチキス不可など)」が指定されることがあります
  • 正確なルールは提出先・公式サイトの案内を確認し、迷う場合は担当窓口や専門家に相談してください

貼付の言葉の由来は?

貼付は、「貼る(はる)」+「付ける(つける)」の組み合わせです。

言葉の成り立ち通り、貼り付けてくっつける動作を表します。なお、読み方は本来ちょうふですが、慣用的にてんぷと読まれることもあります。公的書類や社内規程など、きちんとした場面では「ちょうふ」を押さえておくと安心です。

貼付の類語・同義語や対義語

類語・同義語

  • 貼り付ける(口語・動作が分かりやすい)
  • 貼る(短く言う場合)
  • 糊付けする(のりで貼るニュアンス)
  • (英語寄りの感覚)アフィックスする(専門領域での表現)

対義語(反対の考え方)

  • 剥がす(はがす)
  • 取り外す
  • 分離する

添付の正しい使い方を詳しく

添付は便利な反面、丁寧さが求められる場面では言い回しが重要です。例文で感覚をつかみ、言い換えや誤用ポイントまで押さえましょう。

添付の例文5選

  • 会議資料を添付いたしますので、ご確認ください
  • 見積書をメールに添付してお送りしました
  • 申請書に必要書類を添付のうえ、窓口へ提出してください
  • 念のため、関連する資料も添付します
  • 添付ファイルが開けない場合はご連絡ください

添付の言い換え可能なフレーズ

相手や文脈によって、添付を次のように言い換えると自然になることがあります。

  • (メール)「ファイルをお付けします」「同送します」
  • (郵送)「同封します」
  • (荷物)「同梱します」
  • (案内)「資料をお送りします(別送します)」

  • ビジネスメールでは「添付いたします」「添付しております」が無難
  • 社内外の相手に合わせて、文の温度感を整えるのがコツ

添付の正しい使い方のポイント

添付の使い方で失敗しやすいのは、「何を」「どれだけ」「どの形式で」付けたのかが曖昧なケースです。私は次の3点をセットで書くようにしています。

  • 添付物の名称(例:見積書、議事録、申請書一式)
  • ファイル形式(例:PDF、Excel)
  • 相手にしてほしい行動(例:確認、署名、返信)

例:「見積書(PDF)を添付いたします。ご確認のうえ、問題なければご承認ください」

添付の間違いやすい表現

よくある誤用は次の通りです。

  • 「写真を添付してください」→ 写真を糊で貼る指示なら貼付が自然
  • 「切手を添付」→ 切手は通常貼付
  • 添付したのに本文で触れない → 相手が見落としやすい

  • 提出書類の文言は、相手先が用語を指定している場合があります
  • 最終的な判断に迷うときは、提出先の公式案内を確認し、必要に応じて専門家へ相談してください

貼付を正しく使うために

貼付は「貼る」という行為が具体的なので、使い分け自体はシンプルです。ただし、読み方や、提出方法の指定とセットで問われやすい言葉でもあります。例文と注意点で迷いをなくしましょう。

貼付の例文5選

  • 申請書の指定欄に証明写真を貼付してください
  • 応募はがきに切手を貼付のうえ、投函してください
  • ラベルを外箱の右上に貼付しました
  • 注意事項を付箋で貼付しておきます
  • 必要書類に収入印紙を貼付し、消印してください

貼付を言い換えてみると

貼付はやや硬い表現なので、口頭や社内チャットでは言い換えが便利です。

  • 貼付 → 貼り付ける
  • 貼付 → 貼る
  • 貼付 → のりで貼る(手段を明示したいとき)

一方、社外文書や申請手続きでは、指示文として「貼付」が好まれることが多い印象です。

貼付を正しく使う方法

貼付を正しく使うコツは、「貼る対象」と「貼る場所」を具体化することです。

  • 対象:証明写真、切手、収入印紙、ラベル
  • 場所:所定欄、右上、枠内、指定位置

例:「切手を封筒の右上に貼付してください」

また、提出先によって「ホチキス止め可否」「テープ不可」など細かな指定がある場合があります。正確な情報は提出先の公式サイトをご確認ください。

貼付の間違った使い方

貼付で間違いやすいのは、「貼る動作がないのに貼付と言ってしまう」ケースです。

  • 「メールに資料を貼付します」→ メールなら通常添付
  • 「住民票を貼付して提出」→ 住民票は同封・同梱の意味で添付

  • デジタルでファイルを付ける → 添付
  • 紙に写真や切手を貼る → 貼付

まとめ:添付と貼付の違いと意味・使い方の例文

最後に、添付と貼付を一文で整理します。

添付は「補足資料やファイルを添えて付ける」、貼付は「写真や切手などを貼り付けて固定する」。この違いさえ押さえれば、メール・書類・申請のどの場面でも迷いが激減します。

  • メールにPDFを付ける → 添付(例:資料を添付いたします)
  • 申請書に写真を糊で貼る → 貼付(例:写真を貼付してください)
  • はがきに切手を貼る → 貼付(例:切手を貼付のうえ投函してください)

なお、手続き文書は提出先ごとに表現や方法が指定されることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認のうえ、迷う場合は担当窓口や専門家に相談して進めてください。

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